はじめに
2022年9月にAWS Solution Architect Professional(SAP)を受験し、見事一発合格することができました。得点は769点と超ギリギリです笑(1000点満点中750点以上で合格)
この記事では、AWS SAP合格までの道のりを書いていきます。
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勉強開始時のスペック
- 経歴はプロフィールをご参照ください
- 同年1月にAWS Solution Architect Associateを取得
- AWSの業務はDevOpsやSecurity周りを半年程経験
AWSの主要サービスEC2、Lambdaとかならある程度知ってますぐらいのレベル感です。
IAMロールの細かい話とかは全然分かりませんでした。
勉強期間・時間
勉強期間は8月~9月の2カ月間程です。毎日平均すると1時間ぐらい勉強してたんじゃないかな?
なので、勉強時間は60時間程度だと思います。
勉強方法
フェーズとしては主として2つです。
- 後述する参考書を読んで、AWS SAPに必要な知識を身につけた
- 後述するUdemyの模擬試験を受けて、試験対策を行った
使用した参考書
こちらのトレノケート社が出版している参考書(テキスト兼問題集)を使用しました。
トレノケート社はクラウド関連の研修を豊富に扱っているので、信用できるなと思い、購入しました。
章立てとしては、試験ガイドにも記載の出題分野が基になっています
各章末に確認テストが付いているので、自分の理解度が確認できます。
7章の模擬テストは本番と同じく75問ありますし、難易度も本番と同じぐらいなので試験対策にもなります。
ただし、1つ注意点があります。
これは決して、解説に嘘が書いてある、ということではありません。
AWSのサービスは凄まじいスピードで進化していくため、解説が書かれた当時は正解だったものが、現在では不正解になりえる、ということです。
今のとこ自分が出くわしたのは、以下の1件のみです。
SNSトピックのサブスクリプションにはKinesis Data Firehoseは指定できません
このように解説には書かれていましたが、2021年に指定できるようになっています。
このようなことはあまり高頻度ではないとは思いますが、クラウド系の参考書もしくは問題集を買う際はできるだけ出版日が新しいものを買うことをおすすめします。
加えて、AWSの更新情報は公式サイトやSNSなどを駆使して日々追従した方がよいです。
使用したUdemy模擬試験
「AWS 認定ソリューションアーキテクト プロフェッショナル模擬試験問題集」を購入しました。
SAP合格目指すなら絶対やった方がいいと思います。というかこのボリュームで、かつ日本語の模擬試験って、この講座ぐらいしかないと思うのでそもそも他を選ぶ余地がないですね。
レビューとか見れば分かると思いますが、一応この模擬試験の良かった点・イマイチな点を挙げてみます。
- 本番同様75問の試験が全5回分もある
- 難易度が本番と同程度
- 問題文が日本語
- 解説が丁寧
- 英語表記に切り替えられない
- ニッチな問題がやや多め
良かった点は書いてる通りですが、イマイチな点を少し補足します。
1点目に関して:
問題文の日本語がたまにおかしい時があります。ただし、それは本番の試験でも言えることなので、むしろ良い練習になるのですが、本番だと英語表記に切り替えられるところ、模擬試験では日本語オンリーです。意味不明な日本語に出くわしても、正しい意味を推測するしかありません。
2点目に関して:
SAPの試験は、AWSのベストプラクティスを基にした最適なソリューションは何か?を考えさせる問題が多いです。ただ模擬試験では、サービスの細かい設定手順まで知ってないと解けない問題がちょこちょこありました。「こんなん絶対出ないやろ~」と思いながら解いてましたが、案の定本番では、そういった類の問題はあまり出なかったです。
特に5回目の模擬試験ではその傾向が強かったように思います。
模擬試験への取り組み方
全5回分のうち、演習テスト5を除いてそれぞれ2周しました。
あまり晒したくはないのですが、これからSAP受験を目指す方が安心できるよう、僕の点数遍歴を載せます笑
# | 1回目得点率 | 2回目得点率 |
演習テスト1 | 40% | 76% |
演習テスト2 | 44% | 77% |
演習テスト3 | 54% | 89% |
演習テスト4 | 52% | 81% |
演習テスト5 | 42% | N/A |
1回目の得点率がひどいですね。正直これは1発合格無理だろうな~と思っていました。が、あきらめずコツコツ勉強を続けてよかったと思ってます。
演習テスト5は、正直もう疲れたっていう気持ちと、先述したニッチな問題が多めだったので2周目はやりませんでした。
そして一番大事な勉強への取り組み方ですが、これは人によって最適な方法は異なると思います。あくまで参考程度に見ていただけると幸いです。
まず、1周目の模擬試験は時間を気にせず解いていました。試験慣れしてない状態で時間を計って解いてもしょうがないと思ったからです。問題を解き終わったら、解説を読み始めます。
もちろんただ読むだけではなく、知らなかった・理解できなかった箇所を徹底的に調べます。そして学んだことをノートにまとめます。
僕は物理的なノートではなく、Notionというアプリを使っています。Notionおすすめです。シンプルで使いやすいですし、複数デバイス同期や複数アカウント使用できるので、かなり重宝しています。
この、解説読みながら知らないところを調べるというフェーズに一番時間をかけたと思います。
2周目は大体答えを覚えていたので、1時間ぐらいで解いてました。
最後に、模擬試験を解く上でこうしておけばよかったな~という後悔をお伝えしておきます。
少なくとも1回は本番と同じ制限時間(3時間)で解いた方がよい
後述しますが、試験時間3時間って長いようで全然短いです。なにせ長文が75問で、1問あたり平均3分もかけられないわけです。この感覚を養っておかないと試験当日マジで焦ります。
どの演習テストを本番と同じ条件で解くか、については、今なら演習テスト3か演習テスト4を選びます。先述した通り演習テスト5は難易度が本番より難しいのであまり練習にならないと思います。
なので、演習テスト1、演習テスト2で知識をつけてから、演習テスト3あたりで時間を計って解く、という流れが理想かなと思います。
役に立ったサイト
自分が参考にしてたサイトをいくつか紹介します。
サービス名とかでググれば多くの先人たちが残してくれた恩恵を受けることができます。
試験当日
会場に行くまで
試験前のアドバイスがあるとしたら、以下の2つです。
- 前日は睡眠時間をたっぷり取る
- 当日はコーヒーを飲まない
2点目に関しては、試験中トイレに行きたくなることの予防です。AWS SAPは時間との勝負でもあるので、トイレに行ってしまうと命取りになる可能性が高いです。
試験中
AWS SAPの制限時間は3時間と長丁場ですが、問題量を考えると圧倒的に短いです。1問あたりの平均3分もかけられません。
そんなAWS SAP試験中のアドバイスは以下の2つです。
- 理想は1問2分以内で解く
- 見直しフラグを必ずつける
1問2分で解くと30分見直しに使えますが、自分は15分ぐらいしか余りませんでした。なので理想です。
1問2分だと正解が導きだせない可能性があるので、しばらく考えてもわからない場合は見直しフラグをつけて一旦飛ばしましょう(とりあえず答えは選択しておく)。そして全問解き終わってから熟考すれば大丈夫です。
おわりに
試験中は正直絶対落ちたなって思ってましたが、奇跡的に合格できました。これで自分もプロフェッショナルだー!とはならず、これがスタートラインだと思って研鑽を続けていきたいと思います。
(点数的にかなりギリギリだったのもあり)
次はAWS DevOpsProfessionalを目指します!
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